令和2年3月20日の上毛新聞の記事から
綿貫観音山古墳の出土品が国宝に指定されます。
出土品は群馬の森の歴史博物館に展示されています。
『大人の休日倶楽部』で周りの古墳に吉永小百合が来てもこちらは騒ぎません(笑)
綿貫観音山古墳の歴史的価値を考えると、皆さん「国宝級」の価値があると感じています。
ですから、今回の国宝指定は地元が誘致したわけでもなく、当然のなりゆきだと思います。
発掘調査は1968年から。私が二歳の時ですね。
どのタイミングで出土品が発見されたかは知りませんが、出土品発見の時は近くのお寺(普賢寺)に出土品を並べて地元の方々は「生」で見たそうです。私の母もその一員。
ここからが『群馬県VS日本』の戦いの始まりです。
戦前・戦後が一つの線引きなんだそうです。
戦前に発掘された古墳は国の管理。戦後に発掘されたものは群馬県の管理。
綿貫観音山古墳は1968年発掘調査なので群馬県が管理になります。
群馬の森の北側にある量子研究所(旧原子力研究所)の敷地内に「岩鼻二子山古墳」が存在しました。
旧陸軍火薬所を作る際(戦前)に発掘され立派な石棺も発見されました。
群馬県は奪還に走りますが、岩鼻二子山古墳石棺は東京国立博物館で雨ざらしです。
こうさせないためのも群馬県に頑張っていただきたいです。
そしてこれを機会に岩鼻二子山古墳石棺の奪還をお願いしたいです。
現在、私は綿貫町で綿貫観音山古墳担当で活動しています。
清掃・管理ですが、『大人の休日倶楽部』効果で 見学者急増です。
管理人さんからトイレットペーパーの依頼が異常に頻繁になっています。
そして、なおかつ一時的にトイレットペーパーの買い占めで・・・
走り回りました(笑)国宝指定でまた忙しくなるんでしょうね。
是非、綿貫観音山古墳にお越しください。
出土品は群馬県立歴史博物館で常設展示です。
綿貫観音山古墳→普賢寺裏古墳→不動山古墳→群馬県立歴史博物館
この古墳群ルートがおすすめです。
普賢寺裏古墳は盗掘されているのでお寺の裏の小山でしかありません。
不動山古墳には立派な舟形石棺が展示されています。