ブラザー社製のプリンタDCP-J552Nがある日、『色合い』が急に悪くなりました。
DCP-J552Nでヘッドクリーニング → テストプリントをしてみると・・・・・
『マゼンダ』だけが目詰まりしている事がよくわかります。
目詰まりを直す方法はないかといろいろと探してみると、みなさんいろんな手段を試されて、最終的にはみなさん洗浄カートリッジに辿り着いていらっしゃる。
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ブラザー社製のプリンタDCP-J552Nの洗浄カートリッジです。
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作業手順はいたって簡単です。
DCP-J552Nの対応色の洗浄カートリッジを装着して2回ヘッドクリーニング→24時間以上放置→2回ヘッドクリーニング→インクカートリッジ装着→テスト印刷
これで『目詰まり』は解消されます。・・・・・筈でした。
でも何かが違う気がし始めました。
私のプリンタ、DCP-J552N昨年の12月に購入。半年しか経っていません。
ブラザーDCP-J552Nが型落ちだとしても『マゼンダ』だけがいきなり出なくなるというのはプリンタヘッドの目詰まりとは考えにくいのでは・・・・・
その証拠に
DCP-J552Nの対応色の洗浄カートリッジを装着して2回ヘッドクリーニング→24時間以上放置→2回ヘッドクリーニング→インクカートリッジ装着→テスト印刷
今回この方法では全く効果が得られませんでした。原因は別にありそうです。
ここで冷静に考えます。洗浄カートリッジを用いてヘッドクリーニングを行った場合、洗浄液は何処に排出されるんだろうって・・・・
どこかに排出されていなければいけません。再度検証します。
ブラザープリンタDCP-J552Nを空けてみます。工具は使いません。単純にパカッと開けるだけです。
ちょっとわかりづらいですが、いろいろ調べて見ると黄色で囲った2ヶ所に「インク捨て場」があるようです。
雰囲気は右手前のインクカートリッジからインクを吸い出して右上と左上の「インク捨て場」に排出しているようです。
ここまで来るとダメモトです。DCP-J552Nを徹底的にいじります。
ダメならお釈迦です。ブラザー社製プリンタは型落ち品を底値で購入すれば7000円~8000円で購入出来ます。
これでダメなら買い換えです。
★準備するもの★
全てホームセンターで購入可能です。
①カッターナイフ・ラジオペンチ若しくはピンセット・カッターマット
メラミンスポンジ1個(食器洗剤コーナーにありました)
クッキングペーパー
そして必殺兵器
プリンターヘッド洗浄液+ピストンスポイト10cc(ビニールチューブ付)
右側の「インク捨て場」はプリンタヘッドに隠れて見えません。そしてこの状態ではロックされてしまっていますのでプリンタヘッド動かす事は出来ませんので右上のインク捨て場のクリーニングを行う事が出来ません。
そこで↓Wordファイルを作りました
センターに文字を集めています。
これを印刷します。印刷が始まったと同時に強引にDCP-J552Nのコンセントを抜きます。かなり力づくですが、これでプリンタヘッドをフリーにする事が出来ます。
またもや力づくですプリンタ後ろ側の蓋を開けて詰まった紙を引き抜きます。
これで、準備完了です
プリンタヘッドが移動して右上のインク捨て場が現れましたね。
この写真は掃除しちゃった後の写真なので綺麗になっちゃっていますが、タール状のものがガッツリ貯まっていると思います。
まずはここから。インク洗浄液をまんべんなくふりかけ、10分程放置します。
10分程放置した後キッチンペーパーで綺麗に拭き取ってあげます。
今回プリンタヘッドが目詰まりした原因は「互換インク」のせいではありません。
原因はマゼンダのインクカートリッジの蓋を付けたままプリンタにインクカートリッジを取り付けた事によって、インクカートリッジとプリンタに若干の隙間が出来た事で、インクが乾いて粘着性を持ってしまったものと考えます。上記手順により、プリンタは復活します。ただ、復活させるためのテクニックを持ったとしても、それに関わる費用はブラザーのプリンタを新規に購入するものより大きくなってしまいました。
私の基本的な考え方は、通常のヘッドクリーニングで解消しないプリンタヘッドの目詰まりに関しては、プリンタが安価になったが為に買い換えるのが正しい方法なのかもしれません。