今日は廃棄物のお話。
CoCo壱番屋(ココイチ)のビーフカツが転売されたってニュースで流れて、私なりに思う事。
うさんくさいですねー(笑)ダイコー株式会社。ダイコーは「ダイキン」から2012年に社名変更したとの事で・・・・
ダイコー株式会社が謳う処理システムは食品は飼料、肥料として、プラスチックは焼却施設の燃料(ペレット)としてパーフェクトシステムですね(笑)
このシステムが完全なのであれば、マニフェストはここで完結するわけで、最終処分は必要ないですね。
で、今回の一件では転売していたわけでして、廃棄物処理法違反にも問われるのでしょうね。
社長逮捕と同時に処分業取消処分と・・・・
ちなみにCoCo壱番屋(ココイチ)は昨年12月にハウス食品グループの子会社になったばかり。ついていないというかなんというか?
でも、ダイコー株式会社のウェブサイトみてCoCo壱番屋(ココイチ)は何の不安も感じず、ダイコー株式会社に委託したのだったら、これはいかんです。
2007年にウェブページ立ち上げて社名変更するも更新なしの会社ですよ。
安易にこういう会社に委託していたCoCo壱番屋の姿勢に疑問を感じます。
安直な考えですが、一時、ペットボトルってリサイクルするのがエコだとかいうお話あったでしょ。容器包装リサイクル法ってやつですね。
で、日本中にリサイクル施設が出来ました。でも結局は燃やした方(焼却)が安価だっていう事になって・・・・・
私も2カ所、容器包装リサイクル法の施設に行ったことがあります。
1カ所は国内の大手商社が作ったリサイクル施設。新聞にも大々的に報道されました。
でも、私が行った時は既に閉鎖されていました。
理由は、北京オリンピックでペットボトルを輸出した方が手っ取り早く、「お金」になるからです。
だから予定されていただけのペットボトルが集まらない。
もう一カ所は大阪の施設。ここは稼働していました。
でも採算ベースにはとても乗らないって・・・・・
容器包装リサイクル法で出来た施設、あくまでも、リサイクル施設であって、「廃棄物処理施設」ではないんですよね。
でも近隣住民はそうは受け取らない。やっぱり「廃棄物処理施設」でして・・・・・
そうなると、稼働時間の制限を近隣住民と協定を結ぶ。
当初の採算ベースとはかけ離れた稼働時間ですから、当然、採算ベースに乗らないんです。
そしてこの施設で最も気になった事。
「におい」です。自治体で分別収集されたペットボトルを何段階かの処理を加えて最終的に工業用のプラスチックパレットを作製するのですが、分別収集されたペットボトルは完全には洗浄されていませんよね。
だから「残り汁」が腐敗するんです。そしてにおいが発生する。
そうなると近隣住民に「産廃施設絶対反対!」って看板が揚げられてしまうわけで。
リサイクルって難しいです。
最終処分があって中間処理があって、廃棄物の処理って完結するんです。
廃棄物が発生して中間処理して最終処分するって考え方だと必ず行き詰まります。
※中間処理の段階で最終処分が完結(例えば焼却か)するのであれば話は別です。
ですから、「最終処分」の目処が全く立たない中で「中間貯蔵施設」という逃げ道を作った東日本大震災の「放射性廃棄物」が山積みになる姿は安易に想像できた事です。
といって「答え」があるかといったらないでしょう。東日本大震災の前から放射性廃棄物の最終処分の方法は決まっていなかったのですから・・・・
私の個人的な意見、原子力発電に反対します。