今日のニュースから
以下 上毛新聞ニュース 2017/12/23より全文引用
引用ここから————–
掛け屋取引でトラブル 男女3人が前橋のコンサル提訴
英国のブックメーカー(賭け屋)を利用した取引で利益が出ると勧誘し、受講料を支払わせるなどしたのは不法行為だとして、群馬県内在住の21、22歳の男女3人が22日、資産運用コンサルタント業のネクステージ(前橋市表町)と同社の男性社長ら5人に対し、計約250万円の損害賠償を求める訴訟を前橋地裁に起こした。
◎消費者金融で借金し受講料 福島、栃木でも被害確認
訴状によると、3人は2015年10月~16年4月、被告から「確実にもうかる」などと、ブックメーカー各社が提供するオッズ倍率の差を利用した取引に誘われ、取引について同社が開く講座の受講料(1人75万6000円)を支払った。いずれも被告の指示で消費者金融などから金を借り受講料を用意した。
受講契約後は「友人1人の契約成立で6万円のボーナスがあり、3人以上の勧誘でランクが上がる」「100万~400万の月収を稼ぐ人もいる」などと説明を受け、「販売パートナー」として友人らを勧誘するよう促された。
受講料として金を集め、ランクの上位者に配当するシステムは破綻が避けられず、勧誘や契約の締結は不法だと主張。誘った文言や消費者金融で借り入れをさせた勧誘方法も不法としている。
県庁で会見した弁護団によると、3人とも中学校や高校の同級生から勧誘され、取引の知識はなかった。原告のほかに、県内在住で20代の5人から相談があり、福島、栃木両県でも被害が確認されているという。同社は現在、競馬の予想ソフトを同様のシステムで販売しているという。
引用ここまで————–
50のオッサンから一言言わせていただくと・・・
このシステムはマルチ商法でしょ。取引の知識がなくて、楽して大儲けしようとしたワケですよね。
マルチ商法は必ず破綻する。こんな事はみんな知っている事。
ハイリスクハイリターンな取引なわけで、どのツラ下げて提訴したのか? 50のおじさんは不思議に感じるわけで・・・
立派な成人であるならば「消費者金融 ブックメーカー 確実に儲かる」このキーワードで不思議に思う筈です。
普通に考えて、絶対に儲かるのであれば、人に紹介しません。自分だけで大儲けしますよね。
もし5億円の宝くじを絶対に当てる方法があったら、人に紹介しますか?自分だけで大儲けするのが正しい道かと・・・
この時点で怪しいんです。
提訴するのはご自由ですが、正直みっともないお話で、250万円の為にあなた方は繰り返し「裁判所」に通うわけです。
3人で250万ですから、一人80万円程度。どうなんだろ?
マルチ商法に引っ掛かる人は、事がおさまった後に、また同じ手口に引っ掛かります。
そして何よりも仮に「マルチ商法」のピラミッドであなた方が確実に儲かったとしたら、同時に多数の「被害者」が発生するという事。
あなた方は自分たちだけが儲かれば多数の被害者が出ても良いという考え方で「加害者」になる可能性があったという事も認識する必要があると思います。
提訴の段階なので、提訴された側が悪いという結論には至りませんが、あなた方が勝訴したとして、「騙された被害者」の認識でいる限り、別の手口に再び乗るのは目に見えています。
世の中にこんな話はゴロゴロあります。ただ、いくつかのキーワードで安全か危険か判断するのが大人です。
判決出る前に「合法的」に会社がドロンして、被告が自己破産したら、支払う義務ないですよね。フツーに考えてそうなりますよね(笑)